昨日、少し忙しい仕事に区切りがついたので、一杯やりながらゆっくりすることにした。そのときに映画でも観ようと考えて思い出したのが、この映画がレンタルに出ていることだったのだ。
去年、映画を見に行こうと思っていたんだけど、結局行けなかった。しょうがないので原作を読んだら、これがまたとても気に入ってしまって、ますます映画のほうも観たくなった。
タイトルが示すとおり、しゃべることがテーマなので、全体に静かな感じがする。それが「しゃべり」を浮き立たせるのだろう。
原作では多少ごちゃごちゃした感じがあったエピソードが整理されて良い仕上がりになっていると思った。
これもやっぱり原作を読み返したくなるなあ。原作ではほおずき市の部分の三つ葉(主人公)の心理描写がとても良くて、僕はその部分がとても好きなのだけど、映画ではそこが少し弱いと思う。
国分太一の三つ葉はなかなか良いと思う。落語の部分も、その道では素人なのによく頑張っている。この作品ではそこが命になるだけにかなり稽古をしたのではないかと感じるのだ。
落語って書いたら落語を聴きたくなってきたぞ(笑)。
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