北海道で生まれ育って、社会人になって東京へ行ったときに、北海道はさまざまな点で日本的なモノとの乖離が大きいのだなあと思ったものだ。
例えば暦の季節感とのズレなんかとんでもなく大きい。正月に新春という言い方をするのは慣例みたいなもんだと思っていたら、本州では確かに春っぽい。2月に梅とか、3月末に桜で花見とか、この辺は優に一ヶ月以上ずれているわけで、季節感をベースにした文化というのはまったく違うものになる。
この本を読んで、同じような驚きをいくつも感じた。ということは、外からやってくる人たちにとっては、北海道は非日常性の高い場所ということになるのだろう。
とんでもなく広い公園があって、すぐ近くでゴルフやスキーができて、すすきのみないなでかい歓楽街もあって、そこそこ都会であって、札幌で売れれば全国で売れるというようなマーケティングの基準になっていたりして、官依存が高く他人任せの気質があいかわらずで、男女平等感が強くて。。。
まあ、違和感のあるところもあるんだけど、概ね札幌とか札幌人というのはそんな感じかなあと楽しく読んだ。
これ、あれだね。最近売れてる血液型別取説と同じ系統の本なのだな。
札幌学 (新潮文庫)
岩中 祥史
by G-Tools
[いいですね] 面白そうですね。
投稿情報: Nana | 2009/03/29 11:01
「そういうとこあるある」「へえ、そんなのあたりまえだと思ってたけどなあ」ってのがいっぱいあって、なかなか面白い本ですよ(^^)。
投稿情報: んちば | 2009/03/29 11:11
「なまら北海道だべさ」も面白そうですね(笑)
投稿情報: Nana | 2009/03/29 11:13
「なまら〜」も面白いですよ。
「札幌学」のほうは耳が痛いことも書かれているんですが、こっちはおもしろネタのほうが多い感じです。
投稿情報: んちば | 2009/03/29 11:19
[いいですね] >例えば暦の季節感とのズレなんかとんでもなく大きい
なるほど〜 これは新鮮! 気づかなかったです。
投稿情報: ぐるぐる☆どかん | 2009/03/29 13:22
ですよねえ。
北海道ってニッポンじゃないなあと時折思います(^^)。
投稿情報: んちば | 2009/03/29 19:57