僕は鉄道も好きだけど地図がもっと好きだ。鉄道好きも車両とかより線路とか周辺設備のほうに興味がある。もっというとそこに鉄道が引かれた経緯とか、付け替えた過程とか、そのときの工法なんてものに興味がある。まあ後の方になると鉄道じゃなくて道路でもいいんだけど。地図を眺めていて、なぜここの線形がこうなっているんだろう?とか、前はここに線路が引かれていたはずだなんていう地形を見つけると面白くなってくる。最近は土木技術が発達したからどーんとまっすぐに道路でも線路でも引いてしまう。そのスケール感は興味深いのだけれど、昔のいかにも苦渋の選択のような線形には涙ぐましさを感じて地図を見ながらひとりうんうんと頷いたりしてしまうのだ。
だからこの本は面白かった。読み始めたらあっという間。
たまにこういう本に出会ってしまうのだなあ。。。
線路を楽しむ鉄道学 (講談社現代新書)
今尾 恵介
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