昨日、ビジネスExpoに行って、この本の植松電機のブースを見た。この本はたまたま前日に買って半分読んでいたのだが、最初はその本の会社のブースだと思わなかった。
ブースの半分はこの会社が作って売っているリサイクル用マグネット。二台の製品が置かれていた。そして残りの半分にはロケット「CAMUI」のカットモデルと無重力実験装置。ここまでみて初めてあの本の会社だ。と思った。
「この磁石小さいでしょう」とにこにこと話しかけてきた人がいた。この機械に縁のない僕は正直どこが小さいのかわからなかったのだ。スクラップ工場でクルマの残骸を簡単に持ち上げてしまうでかい機械のことを考えればせいぜい一抱えというサイズは確かに小さいのかもしれないなあなんてあいまいに笑って話を聞いた。
家に帰って改めて続きを読み始めたら、あれ、ひょっとしてこの本書いた専務じゃなかったのか?と思った。しまった。もっといろいろ話せばよかった。
なぜロケットを作っているのか。それは「どうせ無理」を廃絶するため。北海道の、夕張とどっこいどっこいのつぶれそうな町の小さな工場でロケットを作って打ち上げるなんてことができるんだから「どうせ無理」なんて言い訳は言わせない。やるきになればなんでもできる。ということを広めたいから。なのだな。
「夢は必ずかなう」なんて耳障りの良いことをいう人はたくさんいるけど、そのための素養を子供の頃から身に付けさせるための具体的な行動をしている人は少ない。
この本には植松さんのそういう情熱が語られている。
「Dream can do, Reality can do.」
これ、NASAの原点の言葉。
植松さんが常に語っている言葉だ。
なんだか勇気が出てきた。
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