そろそろ朝市が始まる時期になったので、ひとっ走り狩りに出かけることにした。
まずは厚田漁港。
今はカレイ類とホタテ、タコが主流か。ニシン、ハタハタも少々。
ホタテ一袋1000円をとりあえず買って、カレイを物色。煮付けにいいなと思ってクロガシラ8枚ほど入った箱1000円をもらうことにしたら、そこにおばちゃんがスナのから揚げサイズを無造作につかんでザラザラと載せ、それをまたザラザラと袋に入れて渡してくれる。
とてもおまけとは思えないところが漁港の朝市ならではだ。
お腹が空いたので厚田から石狩新港の漁港区へ。ここには「朝ごはん」がある。ホタテめしとかホッキの入った貝めしとか。僕はホッキの貝めしを食べた。
その隣ではホッケ、ニシン、カレイを干していて、ニシンを開いて干したものが酒の肴に良さそうなので買うことにした。3枚100円のを9枚。
厚田と石狩を比べると、札幌に近い分石狩のほうが少し値段が高い感じ。
どっちでもカレイを買うとスナカレイをおまけにつけてくれるのは一緒で、まあそれだけたくさん取れる魚なのだろうな。
空いた天気のよい道を気分よく走って帰宅。さっそくカレイの処理。
魚をさばくのは僕の仕事だ。釣りを始めるまでは生きた魚を触るのは苦手だったし、さばくなんでとてもできなかったのだが、釣り魚をちゃんと食べようと思って包丁を使い始めたら、結構できるようになるもので、今は生きたままでも頭を落とせるようになった。自分で手をくだすことで生き物への感謝の気持ちが強くなって、今はありがたいと思いながら大事に食べているのだ。
カレイは大きめのクロガシラが8枚、から揚げサイズのスナカレイが9枚入っていた。
とりあえず頭と尻尾を落として、スナカレイは天日干しをする。今日の天気はうってつけだ。
ホタテはパクパクと動いている。ホタテが貝を閉じる力はものすごい(あの貝柱だから当然だが)ので、気をつけてつかまないとはさまれて痛い思いをする。注意深く袋からボールに移しながら数えてみたら29個入っていた。ボールひとつには収まらない。
ざっと洗って、まずは6個焼いてみた。
焼きながらしょうゆと酒少々をかける。立ち上る香りがたまらない。
まだ昼だから酒を飲むというわけにはいかないから、あとは晩酌の楽しみにするのだ。
もう少ししたらホッケが出てくるだろう。まとめて買って自分で開いて干すのも楽しいものだ。
魚をいじっていたら、去年あまり行けなかった釣りに行きたくなってきた。道具の点検をしなきゃいけないな。
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