ま、新書なんで2時間もあれば読み終わっちゃうのですが、僕は結構並行読みをしてしまうのですね。毛色の違う本なら同時期に何冊か読み進む。小説を読みながら新書を読むってのは定番。
ロシアって、僕にとってはあまり印象のいい国ではないのだな。歴史的な経緯がそうだからなんだけど、北海道って半分はロシアに囲まれていて、旧ソ連時代は最前線で、年がら年中千歳空港からスクランブル発進があったり、千島海域で機銃を撃つ国境警備隊の事件(微妙な越境操業のせいで、一方的にかの国が悪いともいえないのだけど)なんてのもあり、小樽あたりで自転車盗んで中古車買いに行くロシア人の話なんかも聞いたりして、悪いほうに身近だったからだ。
でも、この本によると、ロシア人にとって日本は好感度の高い国なのだそうである。
それはさておき、社会主義から資本主義に急転換したロシアって、ホントにとんでもないことが起きていたんだなあと思った。たかだか十数年前に年間のインフレ率が2600%なんてことがあったのだね。
いくつも載っている自虐的なジョークを読んでいると、妙にロシアの人々が身近に感じるから不思議だ。
そうそう。レーニン以降のソ連-ロシアの指導者には、「ハゲとふさふさの法則」というのがあるらしい。ハゲとふさふさが交互に出てくる。言われてみれば確かにそうなのだ。これが一番笑ったぞ。
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