宮部の小説は久しぶりな感じがする。
僕は宮部は時代物が好きで、この本も書店で見かけて気になっていたのだが、他の本に目が行って買わずにいた。
家人がこの本のことをどこかのブログかなにかで見かけたらしく、読んでみたいと言い出したので早速購入し、家人が読み終わるのを待って僕も読み始めた。
寝る前に少し読むという読み方で、上巻のほうは数日かかってやっと半分という進み方だったのだが、面白くなって休日に残りを一気に読んでしまった。
この人は残酷なことをさらりと書いてしまう名人だと思う。どういうわけか変にショッキングな感じがない。残酷な人間にもどこか哀しさを感じさせ、しかもそういう人間をきちんと理解した上で生きていく一回り力強い人間をきっちり描いているから、心の落ち着きが良いのだろう。
時代物はファンタジーの一種なんだなあと感じさせる作品。ファンタジーの宮部を感じることができると思うな。
僕は宮部は時代物が好きで、この本も書店で見かけて気になっていたのだが、他の本に目が行って買わずにいた。
家人がこの本のことをどこかのブログかなにかで見かけたらしく、読んでみたいと言い出したので早速購入し、家人が読み終わるのを待って僕も読み始めた。
寝る前に少し読むという読み方で、上巻のほうは数日かかってやっと半分という進み方だったのだが、面白くなって休日に残りを一気に読んでしまった。
この人は残酷なことをさらりと書いてしまう名人だと思う。どういうわけか変にショッキングな感じがない。残酷な人間にもどこか哀しさを感じさせ、しかもそういう人間をきちんと理解した上で生きていく一回り力強い人間をきっちり描いているから、心の落ち着きが良いのだろう。
時代物はファンタジーの一種なんだなあと感じさせる作品。ファンタジーの宮部を感じることができると思うな。
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