子供たちがそれぞれ試験の時期になると、家族で教科書とか参考書とか問題集を持ってきて問題を出し合ったりする。一応は試験勉強なんだけど、ウチでは勉強と言うよりクイズ大会をやるような感じで、遊びのほうに近い。
なぜ遊びに近いかといえば、家族がそれぞれ自分の興味のある分野について知っていることを話すのが好きだからなのだが、その大本は僕が何にでも興味を示すというところにあるような気がする。
僕はなんにでも興味を持って、興味を持ったら調べないではいられないほうで、小学生の頃の愛読書が百科事典という変なヤツだった。だから今みたいにインターネットでいろんな情報に接することができる時代というのが楽しくてしかたがない。
ちょっと話題がそれたけれど、要するに最近子供たちの試験の時期で、またいろんな教科の勉強を遊びとしてやっていたというわけだ。
そのなかに周期表がでてきた。自分が現役の学生のころから見慣れたというか、ボーッと眺めていた周期表を見ながら、右の方とか左の方の元素のそれぞれの性質の話をしていて、見やすい周期表がほしくなってググったら、「一家に1枚周期表」を見つけた。これがなかなか面白いのだ。さっそく一番大きいのをポスター印刷して貼り合わせて、トイレの壁に貼った。
これを眺めていて改めていろんな事を考え、学ぶことができる。
- 金銀銅は11族で縦に並んでいる。こいつらは同じような性質を持っていることになるのだな。とか。
- ほうほう一番右の18族って気体なんだな。希ガスってやつだな。安定しているから気体でいやすいんだろうか?(あとで調べて最外殻に電子が満たされているから結合力が弱くなって気体になると確認)とか。
- 6段目と7段めにはランタノイド系とアクチノイド系の別表になっているけど、ホントは横幅32の表にするべきなんじゃないだろうか?でも横長すぎて表としては見にくいよな。とか。
- ヨウ素って千葉県が世界一の産出地なのか。なんでだろうなあ。とか。
- 世界一と言えば、インジウムは札幌の鉱山の産出量が世界一だったことがあるんじゃなかったけなあ。でもインジウムって何に使うんだろう?おお、液晶ディスプレイに使ってるのか。すげーな。とか。
- 鉄を強くしたりするのにニッケルとかクロムとかモリブデンを混ぜるけど、このヒト達は鉄の一つ置いて隣で結びつきやすい理由があるんだろうな、しかもクロムとモリブデンは同じ族だから混ぜやすいんだな。とか。
こういうのを眺めていると、昔々、僕が幼稚園に入る頃に家の壁に貼ってあった五十音表を思い出す。僕はこれを眺めるのが好きで、添えてあるローマ字から五十音の規則性に気づいて面白いと思ったものだった。たぶん勉強と遊びの境目が曖昧で学ぶのが楽しいと思う原点は「あいうえの」の表だったのではないかと思う。だからこういう表を家のどこかに貼っておくのはなかなか良いのではないかと思うのだ。
一家に1枚xx表。他にもあるみたいだ。こんどは「ヒトゲノムマップ」でも見てみようかな。
文科省もなかなかやるな。
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