この人はいつもちと極端かなと思うようなニッポン礼賛の記事や本を書いている人なのだが、実は僕は結構面白いと思って読んでいる。
賛否は別にして、僕たちが学校で習ってきた日本の歴史はある側面から見たものであって、角度を変えればまた別の面を見せるということはよくあることだ。これは歴史に限った話ではない。今、この時点で世の中に起きていることも、普通は悪いと思われていることが見方を変えれば良いことでもあったりする。
ニッポン人の持つ価値観はそんなに悪いものではない。もっと誇れるものなのだ。というと、少し右に寄った人だと思われてしまうことがある。だけど、自分の国を誇れないというのはどこかひねくれたものの見方を生むような気もする。
僕たちが信じているニッポンは、実は違う姿をしているのかもしれないと考えるのはこの国の将来を考える上ではとても大事なことだし、だからたまにはちょっと極端かなあという意見に耳を傾けるのはよいことだと思う。
と、この本が偏向しているような書き方をしたが、読んでみればそれほどでもない。
今、世界で起きているニッポンブームを分析した本といえば、経済に興味のある人ならかなり面白く読めるのではないだろうか。
あと3年で…。しかも、経済学の本ですね?
すっかり頭が落語の聞きすぎで江戸化している今
とっても気になるタイトルです。
チェック。手帳にしっかり書きこみました。
投稿情報: えび | 2008/01/29 01:16
現代で必ずしも江戸時代の評価が高くないのは、明治新政府がそういう宣伝をしたからだという見方があるんですね。
平和な時代があれだけ続いた地域はまずないし、生活はエコロジーで、世界最大で最先端の設備や都市計画を持つ大都市があった。という風に見ると、江戸時代はなかなかのもので、しかもその頃の価値観が今や世界に広がっているということもできる。と。そういう感じの本です。
なかなか面白いですよ。
ニッポンは世界に先駆けて江戸にならなきゃ。ですね(^^)
投稿情報: んちば | 2008/01/29 22:49