「こんな話を聞いた。」から始まるちょっと怖かったり不思議だったりする短篇が18話。昔星新一のショートショートを読んだのを思い出した。一番気に入ったのは「フランス窓」という作品。人生の分岐点で右を選ぶか左を選ぶか。でも結局同じ場所に行き着くのかもという話。なんとなくほっとする話だった。細切れの時間に読むのにいいな。何冊か買っておこうかな。
こんな話を聞いた (新潮文庫 あ 7-30)阿刀田 高
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んちば、またはにゃお。 北海道生まれ北海道育ちの生粋の道産子。
阿刀田高さんの短編、昔、これでもかというほど読みたおしました。
まか不思議な雰囲気がいいんですよね。
実家の隣町の図書館で、阿刀田さんを迎えてお話会をするというので
友達と2人で聴きに行ったことがあります。
作家さんという職業の方の話は面白いですね。
お話される内容が、くどくどしく長くて、でもちゃんと基点から結論にいくまでの経過が楽しめるという、まさに、思考の流れが話の中に見える方でした。
昔はショートショート作家というふうに感じてましたが
今はすっかり大御所ですね。
通勤電車とかで読むのがいいんですよね。久しぶりに読んでみようかな…。
投稿情報: えび | 2008/06/11 07:54
本人から直接話が聞けるというのはいいですね。
長い話しでも最初から最後まで一貫して話せるというのは、やっぱり頭の中にきちんと一続きの物語ができているからなんでしょうねえ。僕は途中でなにを話していたかわからなくなることが多いので羨ましい。
通勤電車にはぴったりな感じがしますね(^^)。
投稿情報: んちば | 2008/06/11 19:29