僕の夏休みは先週の金曜日から10日間。前半はビアガーデンに行ったり航空祭を見に行ったり近所の知り合いの家で焼肉大会をやったりしつつ、家から一歩も出ないでボーッとしたりして過ごした。休みも半分を過ぎて、後半はお盆らしく実家に行ったりで少し動き回る予定になっているのだが、天気があまり良くない。気温も25度を下回る予報が出始めて、すでに秋の気配だ。
遠出をするときは別にして、外に出かけても行くのは本屋ばかりだ。いや、遠出をしても本屋を見つけるととりあえず入ってしまうのだが。
読む本は小説やら新書やらが多い。最近はビジネス書の類は似たような内容のものが多い気がしてあまり手に取らなくなったが、代わりに読むことが多くなったのは読んでもよくわからないことも多い専門書(興味本位で読む理工系の本とか歴史書とか)だ。
この手の本はわりと大きな書店じゃないと扱っていないから、出かける本屋も限られてくるものだが、大きい書店というのは本の量が多すぎてなんだか疲れてしまうことがあるし、年中行っていると見る棚が決まってきたりして新鮮味がないような気がしてくる。
昨日、なんとなくブラブラ散歩してみようと北大に出かけた。せめてポプラ並木のあたりまで歩いてみようと思って行ったのだが、ほんの入り口近くの北大生協に捕まってしまった。図書部があるのだ。
大学の生協の図書部だからもちろん専門書がたくさんあるわけで、アイヌ語に関する本、数学の本、物理の本、土木に関する本、生物の本、教育に関する本、経済学に関する本、法学に関する本、と、ここの書棚を順番に見て歩くだけであっという間に時間が過ぎてしまう。教科書に使われるようなちょっと固めのタイトルの本の背を眺めているとなんとなくうれしくなってくる。
さして広くないスペースに専門書がぎっちりつまっているというのがいいのだ。こういう書店が街中にあればいいと思うのだが、営業的には厳しいだろうから無理なのだろうな。まあ、北大はあれで十分街中だけど。
一緒に出かけた子供たちも、それぞれ好みの棚の前でいろいろな本を開いていて、時間が過ぎていくのを忘れているようだった。
結局入り口そばの生協で時間を潰してしまって、ポプラ並木には行けず終いだった。
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