先週の週末、用事があって旭川へ行ったので、前から行きたいと思っていた「上野ファーム」に寄った。去年の暮れに放映された「風のガーデン」の庭を作った上野さんの農場だ。ここの庭造りはあまり作りすぎていない感じに特徴がある。まるで野原を歩いているような庭で、なんだか懐かしい気分になる。
裏山に登ると上川盆地を遠くまで見通すことができて気分がいい。今の時期は花の量が少し少ないけど、天気が良ければベンチでのんびり過ごすのにとてもいい感じだ。
売店の花の苗には「風のガーデン」の貞三先生の花言葉がそえてあって、それがまた楽しい。
「あのね、残り物には福って、あれウソよ、そうそう、残り物はやっぱり残り物。」
ポリゴナム・アンプレキシコール
「がんばりすぎたら虫もつかなかったの」
クリサンセマム’スノードリフト’
「陽光は齢を遠慮なく暴くが月光はわりと年齢差別をしない」
コモンタイム/セイヨウイブキジャコウソウ
こんな調子。倉本聰らしくて笑ってしまうのだ。
花の名前ってあまり意識してこなかったけど、なんだか面白いとか不思議だとかぴったりだなとか思うものがある。「風のガーデン」にも出てきたカンパニュラ・プンクタータ’ウェディングベル’とか、なんだかいいなあと思ってしまう。そうそうカンパニュラとかゲラニウムの一族ってずいぶんたくさん種類があるんだなあ。
草花の名前を知っている人というのはなんだかとても魅力的だなあと昔から思う。
「あ、ティンカーベルが咲いていますね。ジギタリスってキツノネノテブクロとも言われるんですよ」なんてサラッという女の人がいたらドキドキするな。
というわけで、早速書店に行って「貞三先生の花言葉」を買ってきた。花言葉も面白いけど、図鑑みたいに花の写真と名前を見ていくのもとても楽しいのだな。
貞三先生の花言葉365篇―風のガーデン (Musashi Mook)
倉本 聰
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[いいですね]
お庭、きれいですね。
5~6月の北海道は爽やかですねえ。
目の保養になります。
それにしても、んちばさんはやっぱりソフトクリーム派なのですね。
投稿情報: えび | 2009/06/07 16:53
[いいですね]
>「陽光は齢を遠慮なく暴くが月光はわりと年齢差別をしない」
あああ、グッときますね、これは。
この「わりと」っていうあたり。
ゼラニウム、化粧水に使ってます…と思ったら。
なにやらゲラニウムとゼラニウムは微妙に(大きく?)違うのですね。
お花の名前や種類、全然わかりません…
投稿情報: Laka | 2009/06/09 19:18
ソフトクリームというよりも甘いモノ好きなんですね。
どこに行ってもソフトクリームはたいていあるので。。。(^^;
今の時期は爽やかなはずなんですが、今月はずっとくもりと雨ばっかりで、ちょっと残念なんですよ。
投稿情報: んちば | 2009/06/09 21:16
なるほど。ゼラニウムとゲラニウムは違うのですね。同じなのかなあと思ってはいたんですが、調べてみたらやっぱり違うんだ。ふーん(^^)。
そうなんです。「わりと」って感じがねえ。微妙なんですよねえ。
投稿情報: んちば | 2009/06/09 21:26