最近ビジネス書を避けていた。自分には役立たないと思うことが多くてつまらなくなってしまったからだ。
ではなぜこの本を読んでみようと思ったのかというと、はじまりはこれ。
実のところ勝間さんにはなんとなく恐そうという印象をもっていた。バリバリのビジネスパーソンで近寄りがたいイメージだし、「カツマー」みたいな流行り方にも抵抗があった。
twitterでその印象が少し変わった。ちょっと滑稽なくらいのITオタク的なところとか、昔からファンだという広瀬香美に振り回されているところを見て、面白いというか、かわいらしいところのある人なんだなあと思ったのだ。
そして、この記事の最後の十行ほどを読んでこの人は一生懸命な人なんだなと感じた。
ちょうど仕事で「やればできるかもしれない」と思いながら取り組み始めたことがあって、ほんのちょっとした問題でくよくよしたりしていたところだった。この記事の「やればできる」という言葉にとても勇気づけられて、その感謝の気持ちをtwitterメッセージで送ったら本人から返信がきた。それで僕はコロっと参ってしまった。
魔法のようにいろんなことが良くなるというようなことは書かれていない。
成功するには努力が絶対に必要だけど、努力する方向は戦略的に決めないと効率が悪い。どうしたら効率よく努力ができるのか。それを模索しながら努力してきた。スマートに生きているように見えても実はそうじゃない。今でも「やればできる」と自分をはげまして挑戦し続けているんだ。だからあなたにもできる。
そういうメッセージが聞こえてくるような本なのだ。
この本は僕の思い出の一冊になる。いつか「やったらできたな」と自分に言った時に。
[いいですね] 昔、ビジネス書を1冊(なんだったかはもう忘れていますが)読んだら、その後小説すら読めなくなってしまったという苦い経験があります(なんとなく未だに尾を引いてますが)。
新書もそのほとんどが苦手なんですよね(たまに「おお!」と思うものはありますが)。
自分の中で、ビジネス書では新鮮な想像力が働かないのがダメの大きな原因なのかもしれないです。
投稿情報: Laka | 2009/12/11 14:01
ビジネス書からいいのを探すのはなかなか大変ですねえ。雑学とかエンタメって割り切って読むというのもありかなあと思うんですが、つまらない本も多いしなあ。本は読めるときと読めない時の波がありますよね。読めない時はあきらめて積上げてます。しっかりした本棚というか。。。書庫がほしい(^^;
投稿情報: んちば | 2009/12/12 08:16