ノーベル賞はすごいとは思う。だけど、実際のところなにがすごいのかはよくわからない。
この本は小林・益川理論というのは簡単に言うとどういうことなのか(簡単に言うのはとても難しいのだが)、それはなぜすごいのかということについて僕にも理解できるように説明してくれた。
理論はもちろんすごいが、このような基礎科学の分野の実験に莫大な資金と技術をつぎ込むことができるのは先進国中の先進国であるという記述がエンジニアの端くれの僕を元気付けてくれた。
立花さんの本は、難しい理論や技術の中身をわかりやすく詳細に説明するところがすごい。サブタイトルになっているBファクトリーとは加速器のことだ。何度かテレビのニュースなどで見聞きしてたことはあるが、実際にどんなことをやるのかはいつもよくわからなかった。この本にはそのほんのさわりが書かれていて、その仕組みだけでなく問題点や運用の苦労まで書かれていて面白い。アメリカの加速器との競争のことも書かれていて、最先端はどんなムードなのか想像することができる。難しい図表や数式も出てくるが、それはなんとなく雰囲気がわかるものである。もともと難しい理論の世界なのだから、それを雰囲気がわかるというレベルにするだけでも大変なはずなのだ。さすがである。
目に見えない素粒子の世界の実験を安定的に行うための巨大な工場のイメージ。想像するだけでもワクワクしてしまうのだな。
立花隆 小林・益川理論の証明 陰の主役Bファクトリーの腕力
立花 隆
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いかん。消化率が悪い。
前回の残が12冊。今回もリストは12冊。ウチ一冊は読了済みだから、積読は11冊。
小林・増川理論の証明は読み始めてみたらなかなか面白くて比較的順調に読み進んでいる。ただ、読書の時間が足りない。。。(T_T)。
今回追加になったのは「ワープする宇宙」。これま結構厚めのハードカバーの科学本。読むのが楽しみなんだけど、まずは小林・増川理論の証明をやっつけねば。。。
北海道で生まれ育って、社会人になって東京へ行ったときに、北海道はさまざまな点で日本的なモノとの乖離が大きいのだなあと思ったものだ。
例えば暦の季節感とのズレなんかとんでもなく大きい。正月に新春という言い方をするのは慣例みたいなもんだと思っていたら、本州では確かに春っぽい。2月に梅とか、3月末に桜で花見とか、この辺は優に一ヶ月以上ずれているわけで、季節感をベースにした文化というのはまったく違うものになる。
この本を読んで、同じような驚きをいくつも感じた。ということは、外からやってくる人たちにとっては、北海道は非日常性の高い場所ということになるのだろう。
とんでもなく広い公園があって、すぐ近くでゴルフやスキーができて、すすきのみないなでかい歓楽街もあって、そこそこ都会であって、札幌で売れれば全国で売れるというようなマーケティングの基準になっていたりして、官依存が高く他人任せの気質があいかわらずで、男女平等感が強くて。。。
まあ、違和感のあるところもあるんだけど、概ね札幌とか札幌人というのはそんな感じかなあと楽しく読んだ。
これ、あれだね。最近売れてる血液型別取説と同じ系統の本なのだな。
札幌学 (新潮文庫)
岩中 祥史
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iPhoneだかiPod touchだかのCMで、Shazamのやつがあるでしょう?あれを見て面白そうだと思ったわけ。ちょうどボイスメモ録ってみようと思ってマイク付きのイヤホンを買ったところでもあって、さっそくiPod touch(2G)にShazamをインストールして映画「ワルキューレ」のCMにマイク向けてTagしたらThe Ride Of The Valkyriesが検索できておおーと思ったわけ。
8冊から2冊消したんだけど、不用意に古本屋に寄ってホクホクして買ってきてしまった本が増えて6冊追加。12冊になってしまった。まあ、2冊はすぐ消えるから10冊か。少し本を読む余裕ができるといいなあ。。。
朝、少し早く起きて溜まってしまったRSSフィードを消化していたら、「インドカリーの日」というのが目に入ったので、早速ねこや食堂までひとっ走りすることにした。こころなしかETCゲートを通過する車が多くて混雑しているような気がする道央道と日高道を通って静内のねこや食堂に着いたのが11時過ぎ。早速インドカリーのセット2つときつねうどん、イカ天うどんを注文したら、うちの家族はみんな勝手知ったる本棚へ行ってマンガを出してきたり、コナねこ営業部長とあそんだりしはじめる。
三味線なんか弾けたら楽しいだろうなあ。と思ったのはずいぶん昔のことだ。残念ながら僕の周りには邦楽をやるような人はいなくて、結局縁がない。僕があこがれているのは津軽三味線みたいなガンガンいくタイプじゃなくて、小唄・長唄とあわせるようなタイプの三味線だ。こういうのになると北海道みたいな田舎ではどうにもならないようだ。
というわけで、縁が無いのはどうしようもないのだが、あこがれはあるのでこんな本が目に入ってしまったのだと思う。
群ようこはピアノとかエレクトーンをやっていた人で、音楽の素養があるから覚えは早かったようだが、それでもとても苦労したということが書かれている。でもできないからがんばっておさらいする、というところがすごい。一芸に秀でる人というのはそういうものなのだろう。
初めて三味線を持ったところから、名取になり、舞台で演奏するまで。楽しく読めるけど、とてもがんばったということもよくわかる。三味線にあこがれるだけじゃなく、こんなことが出来てしまう群ようこにもあこがれてしまった。
三味線ざんまい (角川文庫)
群 ようこ
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スパ&イン メープルロッジ。岩見沢の奥にあるお気に入りの場所。今日は食事付きの入浴セットが1200円。僕は石焼ビビンパを食べた。美味い。場所がらかメニューにはラーメンなんかもあるけど、ここのレストランの料理はなかなかのものだと思う。いつかディナーに来てみたい。
もちろん温泉もマルだ。
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