新しいアプリが増えたということなのでとりあえずアップデート。
有償アップデートの価値があるかどうかは微妙。だけどこれからアプリケーションが増える可能性は見せてもらえた。
とりあえずメールアプリにGmailの設定をしてみたら、何事もなくつながってしまった。簡単に設定できるのはありがたい。
マップはとりあえず見ることが出来るだけで付加機能は使えないのが残念。
メモは思い立ったときになにか書くのによさそうだけど、キー入力のやりにくさが問題。だいぶ慣れたけどね。
僕はテキストビューアが欲しいなあ。
野幌、カフェ・アンサンブルのスコーン。注文してから焼いてくれる。サックリ柔らかいのがうれしい。自分でもこんなのを焼いてみたいなあ。
自分の感覚がそうなっているからなのか、何者かがささやいているのか知らないけど、連続して起業してたくましくやっている人にかかわる本を読んだなあと思った。
この本は小説で、もちろんフィクションなんだろうけど、アジア各地から東京にやってきたさまざまな人たちが描かれていて、彼らはたくましく自分のビジネスを作り出そうとする人たちなのだ。
会社に滅私奉公なんてありえない。必ず自分のビジネスを別に持つ。だから会社がなくなったって関係ない。会社は誰でも作れるものだから、当然いきなりなくなる事だってある。というのが前提で生活や人生を設計する人々。この感じ、ひとつ前に読んだ「夕張への手紙」のナタリアさんと共通のものを感じたのだ。
僕には会社というのは特別なお金のある人が作るものだという意識がある。自分が会社を作るなんてあまり考えたことはないのだけど、本当にやりたいことをするために自分の会社をつくるという選択肢はもちろんあるのだな。
僕のように考える人が日本人には多く、ひょっとしたらそういう人の割合が多すぎるのが日本の閉塞感の原因かもしれない。人生の選択肢が狭すぎるのだ。先が見えすぎる人生は面白くともなんともないから、若者に覇気がないというのもうなづける。
この本の舞台となるアジアのいろいろな国から日本に来た人向けの新聞社を作った若い社長は安定を嫌い、さまざまな事業に手を出す。うまくいっているところには口を出さないだけじゃなく、興味がないという極端な人だ。そこに自分のために働く人たちが集まって、事業としてきちんと成り立っている。もちろんいろんな問題もあるけど、みんなが自分の目的を持っていろんなことをやっている。会社の仕事は人生のほんの一部。自立しているのだ。
読んだあとになにかほんわかとした気分になる面白い小説だけど、僕はなんとなく自分の生き方について考えてしまったよ。
アナケナ カルムネール。チリ。カベルネ・ソーヴィニヨンばかり飲んでいたような気がするので、今回は違う品種を選んでみた。酸味が少なめ。スモーキーな香り。生ハムと一緒に。
僕は昔からあまり翻訳ものは読まない。なぜか翻訳調みたいなのに抵抗があって、読んでいるうちに面倒になってくるからだ。
まあ、それも一種の食わず嫌いみたいなものなんだろうとは思っている。たまにすごく気に入った作品に出会うことはあるし、本好きなんだから古今の名作だって読んでみたいという欲もある。だから翻訳ものを読まないというのは読むきっかけがつかめていないというのが本当のところだ。
会社の帰りに必ず寄る本屋で、ふと目に付いた平積みがこの本だった。宮部は結構好きだから、新しい文庫本が出るとたいていは目を通す。僕は小説も好きだが、作家が書いた小説以外の本もかなり好きだ。宮部はそういう本が多いほうではないと感じているので、この本は開きもせずにレジに持っていった。
読み始めたら、面白かった。宮部の大好きな「怖い話アンソロジー」なのだ。
僕は怖い話が好きだとは思っていなかったのだが、実は百物語みたいな奇譚集が好きだし、コミックでも浦沢直樹の「MASTERキートン」とか「MONSTER」みたいなちょっと怖い作品がお気に入りで、結構好きなのだった。
この本、まずは「猿の手」からはじまる。なんとなく聞いたことのあるタイトルではあったのだが、きちんと読んだことはなかった。海外ホラーの古典なのだと知った。それから、割と最近の「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」が並んでいる。ほかにも人狼の話とか、子供が出てくる怖い話や、かなり暴力的な「パラダイス・モーテルにて」まで、短編がたくさん。どれも読んでみると病み付きになるような微妙な怖さをもった作品ばかりのお得感のある一冊なのである。
僕はこの中では「デトロイトにゆかりのない車」というやつがとても気に入った。
もっといろいろ読んでみたいという気になったのだが、なぜか本屋でうまく探せない。で、はたと気づいた。僕は外国の作家の名前を覚えるのが苦手なのだ。作家に限らず、登場人物の名前も覚えられないのだな。。。だから苦手だったのだ。
面白いのは確かなので、ちょっと努力して翻訳ものに挑戦してみようと思ったのだった。
最近のコメント