小学校の先生であなたにとって一番良かった(または)悪かった先生はどんな先生ですか?
僕は小学生の頃に一度転校をした。ひどく引っ込み思案だった行動をそれを期に変えたいと思って、少し勇気を持って行動するようにした。大勢がいるところで発言ができるようになり、学級の役員とか、委員会活動で委員長なんて役割もするようになった。我ながらよく頑張ったと思う。
転校したあとの担任の先生はどの先生も僕にいろいろな仕事をやらせてくれた。ちょっとしたことはまかせてくれたので、自分で考えて仕事を組み立て、実行するということを学ぶことができた。「考える」ということを身につけた僕の成績はそのころ伸び盛りで、いろいろなことに自信を持つことができた。
この頃の経験はその後の人生に大きな影響を与えている。なにかまったく未知の課題があっても、たいした根拠なくなぜか解決可能だと考えることができ、解決策を探り、自分なりの答えを出す。こういう過程を楽しむことができるのだ。
引っ込み思案な自分というのは今でも克服できたわけではないし、うまく行かないことや挫折も経験したが、なぜかいつも悲観的にはならなかった。それはこのときに培われた自信が根っこにあるからだと思う。
この頃に僕が必要とするモノをうまく与えてくれた先生に、とても感謝している。
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