ここはもいではいけないエリア。
ハゼ釣りに来ました。初釣果です。
高さ百メートル。足下がゾワゾワするね。
一箱680円。甘くてうまいのだ。
午前中、テレビを視ていたら紹介されていて、無性に食べたくなって由仁町までひとっ走り。相変わらずなぜ東京なのかはわからない。
「美女と竹林は等価交換できる」という独自の理論を根本においた、登美彦氏らしい不思議文章である。エッセイということになっているようだが、エッセイというよりは登美彦氏という実在の人物をモチーフとした小説のようである。竹林経営に乗り出すという謎の動機から話は始まり、手始めに知り合いの竹林の伐採を買って出るのだが、これが思うにまかせない。技術的な問題ではなくて主に自己管理上の問題というところが大変身近に感じられるから面白い。最後は竹林経営の成功と挫折を妄想して、竹林から筍を掘って食べるということで一件落着するのだが、最後まで美女は現れない。美女と竹林は等価交換できるわけだから、最初から最後まで竹林のことを書いているということは美女のことを書いているのと同じわけだ(謎)。全編どこまでがうそでどこまでが本当でないのかよくわからないのだが、登美彦氏が美女に縁がないということだけは本当のような気がする。そんな登美彦氏が僕は大好きである。 美女と竹林森見登美彦
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宮部作品は江戸モノが一番好きなのだけれど、ファンタジーも好きだ。まあ、時代物はファンタジーの一種といえないこともないから、いずれにしても宮部のファンタジーは好きということになる。この作品は、プレステの同名のゲームの世界観を使ってノベライズしたものだ。ゲームのストーリーとはとくに関係はないらしい。主人公はイコ。冒険者だな。そして、謎の城に送り込まれてそこに幽閉されているお姫様を助ける。という完全にRPGのセオリーどおりなんだけど、その城の成り立ちとかお姫様の立場に宮部らしい複雑な背景があって、物語としての面白さが成立している。結構長いんだけど、なんとなく後半の落としどころがうまくないというか、中盤までを長く書きすぎて紙数が尽きたという感じでラストがばたばたと進んでしまうのがちょっともったいない感じ。他の宮部作品と比較するとちょっと物足りないかな?でも、途中の「正義」がわからなくなってしまうあたり、深みがあっていろいろ考えさせられる。ゲームのicoをやってみた人には、こんなストーリーもあるという感じで楽しめるんじゃないかと思う。僕はゲームの方をやってみたくなったな。
ICO-霧の城- (講談社ノベルス ミH- 1)宮部 みゆき
んちば、またはにゃお。 北海道生まれ北海道育ちの生粋の道産子。
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