リストのラ・カンパネラを聴きたくなって、それならやっぱりフジ子・へミングだろうと思ってこのCDを買った。どこがどうってわけじゃないんだけど、この人の演奏は聴くとわかってしまうのだ。個性の強いピアニストなんだな。
ラ・カンパネラを聴くと、まるで手が3本あるような演奏だなといつも思う。ピアニストってすごい。
それから、「太田胃散」の曲って、ショパンだってことを初めて知った。長男がすかさず「いーい薬です」と言ったので笑ってしまった。
静かにピアノを聴くというのもなかなかいいもんだね。
しばらく退勤時間が深夜にかかっていて、いつも走ってギリギリの電車に乗るような生活が続いていたので帰りに本屋に寄るという楽しみはお預けにしていた。休日にはいつも本屋に行っていたから別にぜんぜん本屋に行かなかったわけではないのだが、早く帰ることができるようになったらなんだかうれしくてこんなのを買ってしまった。なんだかんだで3000円以上使ったわけだな。マンガばっかり。
かもめ食堂はDVDを見てとても気に入っていたのだが、ちょっと読んでみたら映画とは違うエピソードが入っているので買ってしまった。映画は映画でとても面白かったが原作もいいのだな。これを読んだらDVDが欲しくなった。買っちゃおうかな。
さくらんは映画を観にいってみようと思っていたのでなんとなく買ってみた。まだ読んでいない。
残り二冊はほとんど惰性なのだが、まあどちらも結構好きなのだ。
このほかに雑誌と新書を買おうかと思ったんだけど、電車の時間が迫っていたので断念。
帰りが早いとお金がかかるのだ。
ポスト・イット フラッグ。
フィルム素材の付箋。半透明で貼り付けてもその下が透けて見える。
一枚ずつ引き出しやすいケースがついている。
どう使うのかは実はこれから考える。要するになんとなくモノとして好きなのだなあ。
セント・パトリックス・デイ:春の訪れをどんな時に感じますか?また、あなたにとっての「春」を教えてください。
外に出ると埃っぽくて、時間ごとに小さくなっていく雪の下から色んなものが出てくる様子。強くなった日差しのなかで湯気が出る土のにおい。そんなものを想像しただけでワクワクしてくる。それが春。
役所広司ってカッコいいなあ。
ま、それはともかくかなり笑った。向坂が怒りながら笑うところ。ここが一番の見所だ。大声で怒鳴る演技は舞台のもの。そして映画全体が劇中劇で、ネタにしている台本が劇中劇という多重入れ子。舞台演劇に触れることが少ない僕にはわからない面白さがひょっとしたらもっと含まれているのかもしれない。
笑いとはなにか、それを作るのはどんなことなのか、これらを微妙な哀しさと滑稽さとで表現した良質の作品だと思う。
いろんな事情で外国には出ない作品だろうな。面白いんだけど。
やっぱり今は邦画が面白い。
今週、常用の手帳を替えた。なんとなく新しいものを使いたくなったということもあるのだが、今までの取り替えとはちょっと感覚が違う。
手帳の類はわりと好きで、社会人になる前からシステム手帳なんかを持って歩いていたが、うまく使えていたかといえばまったくそうではなかった。
長いこと手帳というのは予定を書いて忘れないようにするものだと思っていた。しかし、僕は手帳に書くような予定は大抵覚えていて、書いた予定を見るということがあまりなかった。覚えきれないと思うものはその都度適当な紙にメモをして関連する資料と一緒に持つようにしていた。結局用意した手帳はほとんど使わずじまいとなることが多かった。いつも手帳はほとんど真白だった。
そういう状況に変化をもたらしたのは一昨年の暮れに使い始めた「超整理手帳」だった。A4の用紙が手軽にはさみこめるこの手帳は、リフィルを簡単に作ることができる。面白がってインターネットをいろいろ探していてひとつのフォームを見つけた。
「一日一生表」
一日分のPlan,Do,SeeがA4横にコンパクトにまとまったフォームだ。面白そうだと思って使い始めた。
毎日朝の出勤時にこれを一枚印刷し、カレンダーとかスケジュール帳を見たり、覚えていることを思い出しながら今日の予定をPlanの欄に書きこむ。時間配分を考える。それから仕事に取り掛かって、区切りごとにDoのタイムテーブルにやった仕事を記入していく。Seeの欄には出社、退社の時間、その日あったことや考えたことを簡単に書き込んでおく。
そう。要するに日報なのだ。誰かに提出する必要のない日報なんて、すぐにやめてしまうだろうと思いながら気がつくと一年以上毎日これを書いていた。
これを書き始めたら、カレンダーに予定を書き込むようになった。常に手元にこの紙をはさんだ手帳を置くようになったら気になることや考えることをメモするようになってきた。やるべきことはTODOとして管理するくせもついてきた。
一年くらい経った頃から、派生的にアイデアノートを持つようになった。アイデアといっても特別な発想を書くというものではなく、ちょっとした思いつきややらなければならないと思ったこと、気になったことなどが頭に思い浮かんだ時点でメモするのだ。そして、TODOはすぐに目につくところにメモ用紙を置いて運用するようになった。
ふと一日一生表を使い続けて習慣となった動作が、機能別に最適化されてきていることに気づいた。それにつれて一日一生表に空白のスペースが増えていた。
A4はいらない。もっとコンパクトにすることができると思った。
そこで思い出したのが「ほぼ日手帳」だった。面積はだいぶ小さいが一日一生表のもつ基本アイテムはそろっている。しかも一日一生表が持たない将来のスケジュールを一体管理できるのだ。残念なことは「超整理手帳」のようにスーツのポケットには入らないことだが、そのかわり一年分の記録を持ち歩くことができるようになる。
というわけで、4月始まりの「ほぼ日手帳」を購入。使い始めた。
使い始めてみて改めて気に入ったことは紙質の良さだ。ゲルインキペンでの書き味がとてもなめらかで、用がなくても何か書きたくなってしまうくらいだ。罫線が方眼で、変に枠取りされていないのでフリーフォーマットで書きやすいというのもメリットだと思う。工夫されたカバーも使いやすい。数日ですっかり使い慣れて楽しんでいる。
手帳、ノート、メモ、チョークレスボード。いろんな道具を場合や必要に応じで組み合わせて使う。しっくりくるとこれはとても楽しいものなのである。
HI-TEC-C coleto二色ボディーとレフィル二本。最近気に入っているブルーブラックと、ちょっと使ってみたいブラウンを選んでみた。
なかなか楽しめた。
一番好きなのは香助が死んだ親父と語り合う場面だな。四十九日の間くらいはこのへんに居るもんだろうって親父のセリフがいい。こんなことがあってもいいよなあと思わせる出来だと思う。
なんと言っても全編に出てくるうどん。これがどれもこれもうまそうでたまらない。僕の住む北海道はラーメン文化圏といっていいから、なかなかうまいうどんは食べられないのが残念。せめて自分で食べる分ぐらいは自分で打てるようになりたいなんて思ったな。
そうそう。香助の実家の溜池と山の風景。これがきれいなんだなあ。日本っていいなあと思ったよ。
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